「これを見ればすぐわかる!消火器の使い方!」

2019/04/26 ブログ

こんにちは!

うた防災株式会社、消防設備士の高根沢です。

みなさんは消火器の使い方、知ってますか??消火器には正しい使い方があります。もしもの時、パニック状態で使用しなければなりません。そんな時でも落ち着いて消火器を使えるよう記事としてお伝えしたいと思います。

 

【目次】

   ①消火器放射までの手順

1.安全栓を抜く

2.ノズル(ホース)を対象まで向け、放射する

 

   ②注意事項

    1.放射不良

    2.中身は何が入っているの?

    3.意外と知らない放射の仕方

 

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      • 消火器放射までの手順

1.安全栓を抜く

 

図の「上に抜く」と書かれている貴色のリングを真上に引っ張ります。これが安全栓と呼ばれるリングです。消火器のストッパー的な役割があり、ペットボトルでいうところのキャップと同じ役割です。

安全性を抜いたことで、レバーを握れば放射できる状態になりました。

 

2.ノズル(ホース)を対象まで向け、放射する

安全栓を抜いたら(右利きの人)右手でレバーを持って左手でノズル(ホース)を持ち、目標物に向かってレバーを握り放射します。

ここで重要なのは火を狙うのではなく火元を狙います。最も重要と言えることなので覚えておくと良いでしょう。

消火器の使用方法の手順としては以上となります。

え?こんなもん?と思った方がいるでしょうが実際はこんなもんです。緊急時に使う物なのでとっても簡単に使えるような構造をしています。

 

しかしそれ以外で注意しなければならないことがたくさんあります。実際に消火器による事故や放射の不発など、安全を守るはずの消火器から事故が発生しているのも事実です。

そうならないための注意事項を下記で説明致します。

 

      • 注意事項

 

1.放射不良

使おうと思ったときに消火器が出ない!そんな時には大きく考えて3つの理由が考えられます。

・一度誤って放出してしまい放射するための圧力が無い

→先ほど消火器放射までの手順①の安全栓で軽く触れた、「OK」LOCK」「封」と書かれたシールやふた(使用済みの表示装置といいます)が剥がれている場合は既に放射している可能性があります。

上記の消火器の場合、安全栓(黄色のピン)が抜けて誤って放射した後の消火器です。

丸い装置の緑の部分があれば圧力が十分にあるのですが、放射した事で圧力が抜けている(緑から外れている)ことがわかります。

 

 蓄圧式の消火器にのみ指示圧力計と呼ばれる丸いゲージがあります。この丸いゲージが無い消火器は割と古いものが多いです。

最新の技術では蓄圧式の消火器の方が安全面上優秀であることから普及率もグッと上がっています。

ゲージの緑の部分に針があれば未使用それ以外の場所に針があれば使用済みと一目で判断ができます。

 

・点検未実施による中身の固着

→消火器には様々な種類がありますが、ほとんどが粉末の消火器です。粉末消火器は点検をしないで放っておくと粉末が固着します。

例えれば粉末で作ったココアみたいなもので、作ってから1時間後に飲むとココアの粉が下に固まって一緒に飲めませんよね?それと同じです。消火器も定期的に固まらないように粉をサラサラにする点検を行わないと固着し使用できない状態になってしまいます。そういった点検のご依頼があればうた防災にぜひお任せください。

※ちなみにこんな感じで点検を行います。

 

・単純に経年劣化

→消火器には有効期限があります。製造から10年を超えたものは消防法令上期限切れになります。それを延命させるための措置はありますが、それは消防設備士乙6種を持つ国家資格者の消防設備士しかできません。

 消火器をよく見ると製造年が書かれているので見てみると良いでしょう。

この消火器は2009年に製造されているので消防法では今年の1月で消防法的に有効期限が切れていることになります。

上に2017年3月までと記載がありますが、これはメーカー推奨の有効期限なので過ぎていても罰則などはありません。

正直なところ10年を超えても使える消火器はあったりはするのですが、点検もせずに置いてある消火器は実質、何の役にも立たないばかりか、古い加圧式消火器は衝撃を与えたときに内部破裂を起こし部品が飛び目に当たる等の事故があるので十分に気を付けてください。

 

 

2.中身は何が入っているの?

消火器には粉末、二酸化炭素、強化液(水)と様々な種類があります。粉末消火器は普通火災、電気火災、油火災全てに対応できるため普及率が№1になっています。

一般的には粉末消火器が主流で98%くらいは利用されているでしょう。

粉末消火器は万能ですが、火災の種類によってもっと効果的な消火器があります。電気室や通信室など電気火災の可能性がある部屋には二酸化炭素消火器が利用されます。火の種類によって弱点を突く消火器が販売されています。